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情報処理技術者試験 「コンピュータフォレンジクス」の過去問題集&解説 |
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2006年頃から、情報処理技術者試験の午前問題において、コンピュータフォレンジクスに関連する出題が見られるようになっています。ここでは、コンピュータフォレンジクスの過去問を集め、出題傾向と対策をお伝えします。
このページの情報を参考にして頂き、コンピュータフォレンジクス関連の問題は自信を持って解答できる“得点源”にして頂ければと思います。最後に、他にも出題箇所をご存じの方は メール にてご連絡頂けると幸いです。 |
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公開日:2007/08/18 更新日:2008/11/24 |
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過去問 1 問題 コンピュータフォレンジクス(Computer Forensics)を説明したものはどれか。 ア 画像や音楽などのディジタルコンテンツに著作権者などの情報を埋め込む。 イ コンピュータやネットワークのセキュリティ上の弱点を発見するテスト手法の一つであり、システムを実際に攻撃して侵入を試みる。 ウ 証拠となりうるデータを保全し、その後の訴訟などに備える。 エ ネットワークの管理者や利用者などから、巧みな話術や盗み聞き、盗み見などの手段によって、パスワードなどのセキュリティ上重要な情報を入手する。 解答 「ウ」 ← 解答を確認する際はこちらを範囲選択して下さい。 説明 「コンピュータフォレンジクス」(コンピュータフォレンジック)の用語の定義を問う素直な問題です。 「ア」は「ステガノグラフィー」を表した説明、「イ」は「ペネトレーションテスト(侵入テスト)」を表した説明、「エ」は「ソーシャルエンジニアリング」を表した説明です。 出題履歴 2006年春期 システム監査技術者 問22 2006年春期 テクニカルエンジニア(システム管理) 問52 2007年秋期 情報セキュリティアドミニストレータ 問33 参考ページ e-Words - ステガノグラフィーとは 【steganography】 e-Words - ペネトレーションテストとは 【侵入テスト】 セキュリティ用語事典 - ソーシャルエンジニアリング |
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過去問 2 問題 コンピュータフォレンジクスの説明として、適切なものはどれか。 ア あらかじめ設定された運用基準に従って、メールサーバを通過する送受信メールをフィルタリングすること イ 磁気ディスクなどの書換え可能な記憶媒体を単に初期化するだけでは復元される可能性があるので、覆い隠すようにデータを上書きすること ウ ネットワークやホストに対する外部からの攻撃や侵入を検出し、管理者に通報すること エ 不正アクセスなどコンピュータに関する犯罪の法的な証拠性を明らかにするために、原因究明に必要な情報を収集して分析すること 解答 「エ」 ← 解答を確認する際はこちらを範囲選択して下さい。 説明 「コンピュータフォレンジクス」の用語の定義を問う素直な問題です。このように選択肢の説明文が変更されて出題されることもありますので、用語の意味はしっかりと理解するようにして下さい。 「ア」は「メールサーバのフィルタリング機能」を表した説明です。 「イ」はセキュリティ確保のための一つの手法で、HDD完全消去ツールがこのような機能を備えています。比較的簡単にデータを上書きする方法として、HDDの全領域に0を書き込むことで元データの復元を難しくする「ゼロフィル」という方法が使われることは、「ゼロフィル」という用語と共に覚えておくと良いかも知れません。 「ウ」はIDS(侵入検知システム)が備える機能の説明です。 出題履歴 2006年春期 テクニカルエンジニア(情報セキュリティ) 問44 2008年春期 システム監査技術者 問17 2008年春期 テクニカルエンジニア(情報セキュリティ) 問43 2008年春期 テクニカルエンジニア(システム管理) 問46 参考ページ ディスク完全消去ツール ピーマン - ディスク消去方式について |
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