Category Archives: Linux
Linuxカーネルパラメータ一覧・標準設定 (CentOS 6)
Iperfの使用方法 (Linuxネットワーク帯域確認方法)
Oracle ORIONの使用方法 (Linuxディスクベンチマーク)
Oracle社が提供するディスクIO性能ベンチマークツール「ORION」を用いて、Linux環境上でディスクのIO性能を測定する際の手順メモです。
「ORION」は、Oracle DatabaseのIO制御プログラムをベースにして作成されており、RDBMSの様々なワークロードパターンをシミュレートしてディスクIO性能を測定できる優れたベンチマークソフトです。Windows版・Linux版・Solaris版・AIX版・HP-UX版が提供されており、異なるプラットフォーム間でディスクIO性能を比較する用途でも利用できます。
Linuxファイルシステムベンチマーク第2回 ext3,ext4,JFS,ReiserFS,XFS,NILFS2
ext3ファイルシステムは、機能面・信頼性・性能面で非常にバランスの取れたファイルシステムであり、多数のディストリビューションで「標準のファイルシステム」として採用・サポートされてきました。現時点(2009年時点)では事実上、「Linux標準ファイルシステム」の地位を築いていると言っても過言ではありません。
しかしながら、Linux標準ファイルシステムのext3だけではなく、他ファイルシステムへの対応やサポートを売りにするディストリビューションも数多く登場しています。また、ext4やbtrfs等、次のLinux標準ファイルシステムと目されるファイルシステムも、現在、非常に活発に開発が進められています。このような状況の中、ext3から他のファイルシステムに乗り換える価値、他のファイルシステムを採用する価値はどの程度あるのでしょうか。
Linuxファイルシステムベンチマークの第2回は、カーネル2.6.30で有力な選択肢となる6つのファイルシステム、ext3、ext4、JFS、ReiserFS、XFS、NILFS2を対象に「bonnie++」を用いた性能ベンチマークを行い、複数のファイルシステムを性能面から比較してみました。
Linuxファイルシステムベンチマーク第1回 ext2,ext3,JFS,ReiserFS,XFS,NTFS
ext3ファイルシステムは、機能面・信頼性・性能面で非常にバランスの取れたファイルシステムであり、多数のディストリビューションで「標準のファイルシステム」として採用・サポートされてきました。現時点(2009年時点)では事実上、「Linux標準ファイルシステム」の地位を築いていると言っても過言ではありません。
しかしながら、Linux標準ファイルシステムのext3だけではなく、他ファイルシステムへの対応やサポートを売りにするディストリビューションも数多く登場しています。また、ext4やbtrfs等、次のLinux標準ファイルシステムと目されるファイルシステムも、現在、非常に活発に開発が進められています。
このような状況の中、ext3から他のファイルシステムに乗り換える価値、他のファイルシステムを採用する価値はどの程度あるのでしょうか。ファイルシステムのベンチマークツール「bonnie++」を用いて性能ベンチマークを行い、複数のファイルシステムを性能面から比較してみました。
Linux Tips – NFSサーバのポートを固定する設定方法
Linuxファイルシステム比較 – ディスク容量使用効率編
システムの設計時にハードウェア構成のサイジングを行う際には、「ファイルシステムの実効ディスク容量」(= 物理ディスクの容量のうち実際に使用できる容量)を意識して、サーバの内蔵ディスクやディスクストレージのHDD構成を決定する必要があります。
これは、ファイルシステムにはユーザが使用する実データを格納する領域以外に、メタデータやジャーナルログ等を格納する領域が必要となるためです。
このページでは、openSUSE 10.3 で選択可能な主要ファイルシステム(vfat等は除く)を対象に、
- 特別なオプション無しで mkfs を実行した直後の df 結果
- 1KB/10KB/100KB/1000KB のファイルを、それぞれ10000個 作成した後の df 結果
- 1MB (1024KB) ファイルの最大作成可能数
を一覧にまとめていますので、参考にして頂ければと思います。
STREAMの使用方法 (Linuxメモリ帯域幅の計測方法)
ハイパースレッドによるCPU性能向上効果検証 (Linux編)
ハイパースレッドを設定することによって、アプリケーションでは実際にどの程度の性能向上が期待できるのでしょうか。今回は、無償で利用できるベンチマークソフト「姫野ベンチマーク」(略称:姫野ベンチ)を用いて、ハイパースレッドのON/OFFによるLinuxサーバのCPU性能向上効果を検証します。
次のような実行方法で、問題サイズ「M」の姫野ベンチを4並列で実行してCPU性能を計測します。姫野ベンチのインストール手順や基本的な実行方法等は、「姫野ベンチの使用方法・測定結果一覧 (Linux編)」を参照して下さい。
チップセットモデル図から考えるハードディスク性能比較
たとえ多くのハードディスクを連ねてRAID構成を組みディスクストレージ構成のIO性能向上を計ったとしても、接続するインターフェースによって性能限界が存在します。ここでは、IAサーバのチップセットモデル図から、IDE、SCSI、NAS(NFS)、SAN(FC)等、接続インターフェースの違いによるHDDの性能比較について考えます。
例えば、NASを100BASE-TXのネットワークで利用した場合、IDEで接続するHDDよりIO性能が低いということは、NAS環境の導入・利用経験のある方なら容易に想像できると思います。Windowsサーバによるファイル共有環境を想像して頂いても感覚がつかめるでしょう。あくまで通信のオーバーヘッド等を考慮しない理論上の数値になりますが、現在最も普及しているIDE(Ultra ATA/100規格)の最大データ転送速度が「100MB/sec」であるのに対して、100BASE-TXの最大転送速度は「12.5MB/sec」です。
Linux HAクラスタソフトウェア一覧
姫野ベンチの使用方法・測定結果一覧 (Linux編)
Linux Tips – bonnie++の使用方法
ハードディスクベンチマークツール「bonnie++」を用いて、LinuxサーバのディスクIO性能を測定する際の手順メモです。bonnie++のバージョンは「1.03」を、コンパイラはgccを使用しています。
bonnie++を使用することで、シーケンシャルアクセス(read/write)、ランダムアクセス等の性能測定を一度に行うことができます。
なお、bonnie++ 1.03では、近年供給されているような高性能なハードディスクやSSDの性能測定用に使用することが想定されておらず、測定に掛かった時間が短過ぎる場合には、測定結果の表示が「+++++」「+++」となってしまう項目があります。このため、ソースを少し修正してからmakeします。