PMP資格試験対策 – 受験される方へのアドバイス

War Room

PMP資格試験対策 – 受験される方へのアドバイスPMP資格試験を受験される方へのアドバイスを項目別にまとめました。プロジェクトの最前線で現場を支えるプロジェクトマネージャー程、PMP資格を取得するために掛けられる時間は限られています。確実に一発合格を手にされるために、どうぞご活用下さい。

(* 現在、PMP関連のコンテンツは本ページのみですが、「PMP資格試験対策 – 模擬試験問題集&解説」のページも公開準備を進めています。少々お待ち下さい。)

受験準備

研修では

PMPの受験資格として必須ですので、皆様も「合計35時間以上の公式なプロジェクトマネジメントの研修」を受ける(もしくは受けた)はずです。この研修はぜひとも最大限に活用して下さい。これは研修を軽んじていて後々苦労した私自身の反省からのアドバイスです。

研修の中で講師がテキストの説明をしながら「ここは試験に出ますよ!」と言った重要箇所、「試験ではこのような設問がありますよ!」と言った内容については、やはり本番の試験でも出題されました。講師の言葉を信じましょう。

PMBOKガイドは400ページ以上もある大変分厚い本であり、試験対策として全ての内容を暗記することは現実的に不可能です。研修中は講師が説明する重要箇所にアンダーラインを引くことや、講師が挙げる設問例を欠かさずメモすることを心掛けて下さい。受験前の最後の復習では、この重要箇所を中心にして復習を進めると、限られた時間で最大の効果を上げることが可能です。
 

受験予約

受験スケジュール

PMPの受験予約では、一年を通して1ヶ月以内の日程では予約が取りづらい状況にあるようです。ただし、受験希望日の予約が埋まっていた場合も、その希望日の数日前になるとキャンセルが出て希望日に受験可能になることが結構あります。察するに、Prometric社では同じ会場を使ってPMPの試験だけでなく他のCBT系テストを実施しており、「とりあえず予約しておこう」という受験者の申し込みで満席になっているケースがかなり多いようです。

Prometric社のオンライン受験予約のページを定期的に確認しておくと、今まで満席であった日に空きが出て、予約可能になることがよくあります。特に数日前になるとこの傾向が顕著です。もし受験希望日の予約が取れなかった場合には、とりあえず第二・第三希望日で受験予約を入れておき、予約に空きができたら第一希望日に変更するという作戦がお勧めです。受験の48時間前までであれば、無料で受験予約を変更することが可能です。(受験予約変更の詳細なルールは、受験申し込み時に Prometric社のページ で必ず確認して下さい。)
 

受験会場

これは東京で受験される方向けのアドバイスになりますが、受験会場・試験環境は「テンプル大学」より「茅場町」の方がお勧めです。

試験用のモニタは両会場共に今時なぜかCRTディスプレイで、どちらの会場のモニタもちらつくのですが、私の印象ではテンプル大学のモニタが特にひどかったです。PMPの試験時間は4時間という長丁場ですから、試験が終わった時にはすごく目が疲れていました。これが茅場町をお勧めする一番の理由です。

また、最寄り駅からの徒歩時間はどちらも10分程度ですが、テンプル大学の受験会場のビルは大通り沿いとは言うものの少し路地の奥まったところにあり、私は参考書を見ながら歩いていたこともあって1回見逃して通り過ぎてしまいました。また、特に土日の受験時にはビルの裏口に回らなければならず、その裏口がこれまた分かりづらくあせりました。

ちなみに、茅場町の受験会場のビルは、旧山一證券が入っていた茅場町タワービルです。リーマン・ブラザーズの経営破綻に関連して山一證券が取り上げられ、最近またテレビでこのビルを見かけるようになりました。
 

試験問題

日本語訳

悪評高きPMPの試験問題・解答の日本語訳ですが、私は聞いていた噂ほどひどいとは感じませんでした。半数以上の問題で、日本語訳の問題・解答の選択肢を見るだけで解答するのに支障は無かったように思います。

明らかに誤訳だろうという箇所もほとんど無かったと思いますが、日本語訳を読むだけでは問題文で問われている意図が分かりづらいものが若干ありました。このような問題では英語の問題文も確認するようにしました。

また、解答の選択肢の中でも、日本語訳が少し分かりづらく、問題の解答としてその選択肢が適切かどうかの判断が付きにくいものがありました。PMBOKの中でも特に重要な単語・用語は、英語での表記も確認しておいた方が無難です。
 

日本語訳の画面

日本語訳のポップアップ画面では、フォントを1文字ずつ画像にして切り張りしたような文字表示になっています。文中のおかしな箇所で改行が入っている問題もありました。少し見づらいのは確かですが、受験には支障の無い範囲と割り切り、試験に集中するためにもあまり気にしないようにしましょう。

やや極端な例ですが、日本語訳のサンプルイメージを作成してみましたので、参考にして下さい。

PMP資格試験 日本語受験画面 サンプル

PMP資格試験 日本語受験画面 サンプル

画面の操作

日本語訳のポップアップ画面のウィンドウは、マウス操作で拡大・縮小することが可能です。日本語訳のポップアップ画面を表示したら、はじめに全体を見やすいサイズに調整してから問題を読み進めるようにしましょう。ほぼ全ての問題で、ポップアップ画面を大きくすれば、試験問題・解答の日本語訳全体を表示することが可能です。

また、日本語訳のポップアップ画面は「CLOSE」しなくても、メイン画面下の「NEXT」ボタンを押下すれば次の問題に進むことができます。1問1問「CLOSE」する時間もバカになりませんので、解答を選択したらメイン画面下の「NEXT」ボタンを直接押して次の問題へ。少しでも時間を節約して下さい。

関連記事

情報処理技術者試験 「PMBOK」「PMP」関連の過去問題集&解説
情報処理技術者試験でも「PMBOK」「PMP」に関連する出題が見られるようになっています。

参考になるサイト

Microsoft – Project 2010 無償 eラーニングトレーニング(3PDU 取得可能)